- 片岡篤史「今シーズン、セカンドゴロというのがあまりなかったと思う」 投稿日 2021年10月17日 14:02:09 (阪神タイガースちゃんねる)
1: 風吹けば名無し 2021/10/16(土) 09:45:45.75 ID:zWSbWhtT0
片岡ヘッド兼打撃コーチの視線の先には、一心不乱に振り込む2人の若虎がいた。今季チーム最多20本塁打を放った中谷と、CSファーストSで打率・538と大活躍した大山。秋季練習初日の個別練習で早速、片岡流の特打が行われた。
「ライバルという意味で、そういうふうに打たしてね。競争意識というか、ライバルに対してのレベルアップというのもあるので」
し烈な生存競争が互いの成長を生む。「なんとか一人前にしていきたいと思います」。競争意識をあおるようなメニュー設定は、若虎の成長を願う強い気持ちがあるからこそだ。来季ヘッドコーチを兼務することになっても、志は変わらない。
今後の方針として「右打ち」の徹底を一つのテーマに挙げた。シーズン中、またCSでの戦いを通して感じた必要不可欠な部分。中谷と大山はこの日のフリー打撃、特打と逆方向に飛ばすスイングを反復した。一発が持ち味の中谷は214スイング中、柵越え0本。片岡コーチはその姿をじっと見つめていた。
「今シーズン、セカンドゴロというのがあまりなかったと思う。打てるような形、そういう知恵も技術になってくると思うから」
今季の315アウトのうち、二ゴロはわずか8個。年間30本塁打を目指す一方、勝つためには進塁打を打つ技術も必要で、それが打撃力向上にも結びつく。中谷は「しっかり取り組みたい」と気合を入れ、大山も「いろいろ試していきたい」と力強く語った。
片岡コーチは、来季からヘッドコーチ兼打撃コーチとしてチームの根幹を支える。「経験がある高代さん、平田さんがおられますので。そういう方の力も借りながらね」。信頼する仲間と共に、チーム強化に全力を注ぐ。目指すは、日本一だ。
https://www.daily.co.jp/tigers/2017/10/25/0010673684.shtml
ヘッドコーチ就任後の初仕事は期待の和製大砲の“大改造”だった。シーズン中のフリー打撃では左翼スタンドに次々と放り込む中谷が、この日のフリー打撃では柵越えゼロ。右方向への弱い打球を連発したのには、片岡ヘッド兼打撃コーチの明確な意図があった。
「ただ単に向こうに打つだけじゃなく、下半身の“割れ”と言うかね。今年も二ゴロがあまりなかった。ケース打撃で二ゴロを打てと言っても打てない。それを打てる形。練習で“打ちたい”“飛ばしたい”という見栄えのいいことより、面白くない練習をしっかりやっていけば、また違った姿になる」
金本監督も指摘しているように、中谷の課題は投球に対して体が突っ込んでしまうこと。うまく「間」が取れず、相手エース級には翻弄されるケースも目立った。この日の練習では詰まるのを覚悟の上でギリギリまでボールを呼び込み、体を後ろに残して振ることに専念。必然的に逆方向への打球が増えたが、その狙いを片岡ヘッドが再び強調した。
「20発打って成績を残したけど、CSでは1打席しか立てなかった。ライバルという意味でも(大山と)二人一緒に打たせた。今回の短期決戦を振り返っても、逆方向にしっかり打てる打者の方がね。短期決戦ではガンガン引っ張れるところには来ない。そういうところを僕らが説明してあげないと」
全体練習終了後には大山らと約1時間の特打。片岡ヘッド自らが打撃投手も務めた。中谷は「また一からしっかりやりたい。体の近くで打てるように。間があれば、見極めることもできる。教えてもらっているので、少しでも身に付けられるように」と表情を引き締めた。金本監督も「入り口、言い方は違っても目的は一緒だから。中谷の悪いところ、こう振らせたいというのは片岡も俺も一緒」と信頼を口にした。
若虎のさらなる飛躍、そして悲願の優勝&日本一のカギを握る新ヘッド。「この2年間はチームを変える、若手を育てるのがテーマだった。去年、今年と新しい選手が出てきたんで、もう1ランク、2ランク、レベルアップしていく」。その口調は最後まで激アツだった。(山添 晴治)
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/10/25/kiji/20171025s00001173066000c.html?amp=1
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Source: 阪神タイガースちゃんねる